現在、Googleの検索結果は「AI Overviews(AIO)」によって激変しています。これからのマーケターに求められるのは、単なるキーワード順位のチェックではありません。
「自社のデータ」と「世の中のトレンド」をAIに読み込ませ、AIに選ばれるための施策をリアルタイムで回すこと。
本記事では、世界中の開発者が注目するAIエージェント「Antigravity」を使い、24時間365日、あなたの代わりにGA4やGSCを分析し、最新ニュースから「今書くべき記事」を提案してくれる、完全自動の「AI SEOコンサルタント」を構築する全手順を公開します。
今回、活用するのは、Google DeepMindの提供するAntigravityです。基本無料でエージェントを構築することができます!
無料のSEOコンサルエージェントを構築するメリット
APIの種類によっては、エージェント構築が難しいケースもありますが、SEOコンサルのAIエージェント化は実は非常にコスパが良い領域(GoogleのAPIは良心的で、無料で利用できる枠が大きい)といえます!
下記の表にある通り、人に頼むより、AIエージェントに頼んでしまうほうが時間的/経済的メリットがあると言えます。
| 比較項目 | 人間のコンサルタント | AIエージェント(Antigravity) |
| 分析スピード | 数営業日 | 数秒〜数分 |
| 稼働時間 | 平日日中のみ | 24時間365日 |
| 月額コスト | 30万円〜 | API利用料のみ(ほぼ無料) |
| 最新トレンド | 担当者の知識次第 | GNews APIからリアルタイム取得 |
本記事のゴール
本記事を通して、Antigravity上で構築したAIエージェントが、自社サイト実績データ(GA4/Google Search Console※以下、GSC)/最新トレンドに基づき、いつでもSEO/AIOにかかわるコンサルティングを行ってくれる状態を作っていきます。


そのために、「自社サイトのデータ(GA4/GSC)」と「最新のトレンド(GNewsという世界中のニュース情報を収集するツールで取得)」を学習データとしてAntigravityのエージェントに提供してあげる必要があります。
GNews API: Simple News API for Developers Search articles from over 80,000 sources worldwide. Get real- gnews.io
データの提供にあたっては、APIを活用します。
API(Application Programming Interface)とは、異なるソフトウェアやプログラム同士が機能やデータを連携する仕組みのこと。例えば、Google Analytics Data APIを使えば、GA4のデータをいつでも呼び出すことができます。
なお、当noteでは、API連携が初めての方でも問題なく連携できるように手順をまとめているので、安心してくださいね!
API連携さえできれば、自社/トレンドデータを勝手に取得して、最適なアドバイスをしてくれるようになります。
つまり..このエージェントを構築すれば、コンサルタント(人)であれば数営業日かかっていた疑問の解消/施策提案をその場で対応してもらえるようになります!
SEOコンサルエージェント構築の準備
- 作業用フォルダの作成
PC上の任意の場所に、プロジェクト用のフォルダ(例:seo-expert-bot)を作成します。 - Antigravityの起動
作成したフォルダをAntigravity(エージェントモード)で開き、対話を開始します。
Antigravityへの初期指示(プロンプト)
Antigravityに対し、構築したいチャットボットの機能を定義します。以下のプロンプトをチャット欄に送信してください。
プロンプト:
#依頼
私のWebサイト(URLをここに挿入)のSEO/AIOを24時間いつでも分析・アドバイスしてくれるチャットボットになってほしい。
#開発要件
・Google Search Console、GA4データをAPIで取得
・外部のトレンド情報をAPI(GNewsAPI)で取得
・API経由で得た情報をもとにSEO/AIOコンサルとして提案
できる状態になってほしい。
※各種Jsonファイル、API Keyはこの後連携する。API Key取得時にわからないことがあったら質問させてもらうね。
#理想状態
私がこのチャット上で『昨月対比で掲載順位が落ちた記事は?』『最新トレンドを踏まえて書くべき記事のテーマは?』と聞いた際に、収集したデータに基づいた回答をすぐに出せるように準備して。
※上記プロンプトを入力したあとは、「3.外部データ連携」に対応したうえで、Antigravityの指示にしたがってください。
外部データ連携(APIの取得手順)
エージェント(チャットボット)が分析を行うために必要なデータを取得し、提供します。
GSC API & GA4 APIとの連携
- Google Cloud Consoleにアクセスし、プロジェクトを新規作成。※プロジェクト名はお好きな名前にしてください(例:seo automation)
- [APIとサービス] > [ライブラリ] から以下を有効化:
- Google Search Console API
- Google Analytics Data API
- [認証情報] > [サービスアカウント] を作成。
- アカウントの [キー] タブからJSON形式の鍵を発行し、ダウンロード。
- Antigravityのフォルダ配下に格納する
- 当対応により、Antigravityのエージェントが該当ファイルを読み込める状況になります!
- Antigravityのフォルダ配下に格納する
- アカウントの [キー] タブからJSON形式の鍵を発行し、ダウンロード。
- 権限の設定:
- GSC: サービスアカウントのメールアドレスを、Search Consoleの「ユーザーと権限」から追加。
- これによりGSCのデータにアクセスできるようになります。
- GA4: 同アドレスを、Google Analyticsの「設定」>「アカウントのアクセス管理」画面からプロパティのユーザーとして追加。
- これによりGA4のデータにアクセスできるようになります。
- GSC: サービスアカウントのメールアドレスを、Search Consoleの「ユーザーと権限」から追加。
GNews APIとの連携
- GNews.ioでアカウントを登録。
- ダッシュボードから API Key を取得。
APIキーの連携
3-1で取得したJsonファイルのファイル名と3-2で取得したAPI KeyをAntigravityにテキストで共有してください!
これにより、エージェントがいつでも自社サイトの実績データや最新トレンドを呼び出すことができるようになります!
具体的な運用例
データ連携が完了すると、Antigravityに対して以下のような具体的な質問が可能になります!
順位下落の特定依頼
「最新の検索データを取得し、昨月と比較して掲載順位が大幅に下落した記事TOP10をリストアップして。また、考えられる原因を特定して。」

トレンドに基づく記事構成の作成
「本日のGNewsデータから、私のサイトのテーマに関連する最新トピックを3つ抽出して。そのうち1つを選んで、読者の興味を引く記事タイトルと見出し構成を作成して。」

まとめ:AIエージェントが「24時間働くSEOコンサルタント」に変わる
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事で紹介した構成は、単なる「便利なチャットボット」の域を超え、自社の生データ(GA4/GSC)と世の中のトレンド(GNews)をリアルタイムで結びつける「意思決定エンジン」です。
改めて、こういったエージェントを作っていくことにより、以下のようなメリットを得ることができます!
- 思考の高速化
- 管理画面を往復する時間をゼロにし、施策の「実行」だけに集中できる。
- 精度の高い予測
- 感情に左右されないデータに基づいた、客観的な順位下落原因の特定。
- トレンドの即時反映
- ニュースリリースから数分で「今、書くべき構成案」が手元に届く仕組み。
APIの仕様変更やAIツールの進化は早いです。
だからこそ、今このタイミングで「自分でエージェントを構築できるスキル」を身につけておくことは、今後のWebマーケティングにおいて最強の武器になります。
もし構築過程で「APIの承認がうまくいかない」「エラーが出る」といったことがあれば、お気軽にコメント/AIzen公式サイトの問い合わせからご質問ください。
あなたのサイト集客が、AIの力で加速することを願っています!


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